八洲学園大学での講義、「ビジネス文書作成読解」にて、ゲストスピーカーを招いて講義をいたしました。
ゲストスピーカーは、Mind One代表の菅間大樹氏(写真右)と合資会社笑う門の山田浩和氏(写真左)。菅間氏には「わかりやすい文章の書き方」を、山田氏には「チラシの作り方」を講義していただきました。
お二人は神奈川県中小企業家同友会の青年部で、一緒に活動している仲間です。
今回は、私の講義を受講している皆さんに刺激をと思い、依頼いたしました。
講義の構成は次の通りです。
1時限目 「わかりやすい文章」(菅間氏)
2時限目 「チラシの作り方」(山田氏)
3時限目 「交渉、プレゼンテーション」(藤森)
4時限目 「業務提携契約書のポイント」(藤森)
という流れでした。
Mind One代表・菅間氏による「わかりやすい文章の書き方」
1時限目は菅間氏による「わかりやすい文章」の書き方。
菅間氏は、各種雑誌のライターとして活躍している文章作成のプロ。
プロによる非常にポイントを簡潔にお話しいただき、分かりやすい講義内容でした。
特に「センスはいらない」という点は、受講生の心に残り、新しい学びになったようです。
そして、具体例も、「なるほど」という感じで、より一層理解ができたのではないでしょうか。
また、ワークショップも行いました。
ワークショップのテーマは「大学のキャッチコピー」。
次々と、受講生のみなさんからキャッチコピー案が飛び出してきました。
これも菅間さんの講義を踏まえての成果かと思います。
短時間なのに、すごいな・・・というのが私の感想。
販促のプロ・山田氏による「チラシ作成」
2限目は、合資会社笑う門の山田氏による「チラシ作成」。
山田氏は商店街を中心に販促チラシなどを作成しているプロ。90分という時間をフルに活用した講義でした。
マーケティングからチラシ作成の過程を、がっつりとお話しいただきました。
特に「ペルソナ」を作る際の視点は、受講生さんにとって新鮮だったようです。早速、受講生さんの中でチラシを作りに活かす!という声も。
マーケティングだけではなく、「色」についてもお話をいただき、チラシ作成にプラスの知識となったのではないでしょうか。
また、この時間でもワークショップを行いました。
分かりやす文章の書き方にマーケティングが加わり、本当に色々と考えた時間だったのではないでしょうか?
午後の時間は、通常の私の講義。今回は3時限目に「交渉・プレゼンテーション」、4時限目は「業務提携契約書」について講義しました。
分かりやすい文章で、チラシを作り、相手と交渉、プレゼンテーションをして、「業務提携契約締結」という流れをイメージしての内容。
交渉だけではなく、服の色やジェスチャーによる心理効果、質問の仕方などをお話ししました。
そして、業務提携契約書では、法的に注意しなければいけない点を講義。業務提携は、前向きな契約なので、ついつい見落としがちなことがあったりします。
その見落としがちな点を「図書館と行政書士会が提携する」を想定して講義しました。
例えば・・・
「図書館と行政書士会はすでに提携している。その後、弁護士会、司法書士会が業務提携を提案し、契約書のドラフトももらったけど、どんな点に注意する?」ということを検証しました。
今回の講義は、いつもと違った内容も含めて、充実した内容となったのではないでしょうか?
また、民法の講義など法律系の講義では、弁護士なども招いて、裁判の実情などもお話しいただき、現実に近い講義を提供していきたいと思います。
追記
今回の講義は、神奈川県中小企業家同友会の青年部のメンバーをお招きしました。
この会で、私は、青年部副部会長というお役目をいただいています。少しでもメンバーの活躍を知っていただきたいのと、その技術や熱意を伝える機会となればと思ています。今年は、「リーダーシップ」をテーマにした講義も開講しました。
今年は、青年部では産学連携?というのは大げさかもしれませんが、この活動は継続していきたいと思います。
▼今回の講義「ビジネス文書作成読解」はネットで受講できます。学生以外の方も受講できます。
http://www.yashima.ac.jp/univ/extension/course/2016/09/post-472.html
▼ビジネスリーダーシップ論も受講可です。青年経営者3名によるトークセッションです。
http://www.yashima.ac.jp/univ/extension/course/2016/06/post-458.html